REPORT農林水産婚レポ
農業
農業の未来に光を
新たなバトンを繋ぐ




- お住まい:豊後高田市
- 結婚のきっかけ:「大分県少年の船」での研修にて
- 勤め先:和泉農園
- 経営内容:ぶどう、白ネギ栽培
東京農業大学を卒業後、実家である農園で祖父や父から多くのことを学んだ和泉さん。
2006年には、代々続く農園を6代目として受け継ぎました。
年間何十トンものぶどうと白ネギを出荷するにあたり、従業員の方はもちろん、共に働く奥様のサポートも大きいと言います。
今までの農業の在り方を基本に置きながら、新たな機械を取り入れたりと新しい農業へとチャレンジする。
その背景には、3人の子どもたちや次の世代への熱い想いが垣間見えました。
仕事も結婚もポジティブに
結婚のきっかけを教えて下さい
出会いは大分県がしている「少年の船」です。
私は農業青年から代表して参加して、奥さんは当時青年海外協力隊で栄養士をしていました。
そこでは同じレクレーション係で、一緒に子どもたちの世話をして、楽しかったですね。
奥様は結婚前、全く違う職種でしたが農家に対する抵抗はありませんでしたか?
奥様:そうですね、色々思いはしましたが主人がとにかく情熱的に農業を語ってくれて(笑)
兼業農家でも良いという選択肢がなかったわけではないのですが、主人の農業に対する愛に負けました(笑)
結婚後、ご主人や仕事のイメージは変わりましたか?
奥様:先ほど話したように、仕事に対してもとても熱心に話してくれていたので(笑)、仕事も本人も特には変わらないですね。
私はすぐ弱音を吐く性格なのですが(笑)、元々、主人はすごく熱くてポジティブな人。
とにかくネガティブなことを子どたちに対しても言わないのでそこはスゴイと感心します。

若い人のためにも新しい農業を
子育ての関わり方はどのような感じですか?
子どもたちが幼い頃はお風呂に入れたりしていましたが、今はゴミ捨てくらいで基本的には奥さんに任せています。
あとはPTA会長など学校関係の仕事をしたり、夜一緒に遊んだりしていますね。
娘さんが3人とのことですが、農業を継いで欲しいと考えますか?
どうしてもというわけではないですが、せっかく農業の基盤はあるので誰かが意思があればという感じです。
昔よりも農業はイメージもいいので、将来お婿さんになる人が興味を持ってくれたら……(笑)。
そうなる為には、自分も今よりもっと魅力的な仕事をしていないといけないなと感じています。
若い人でもしやすいように、機械化や海外への出荷など何でもチャレンジしています!

自営業の魅力とは一言で何でしょう?
自分で農業を設計していくことは大きな醍醐味かもしれません。
休みも仕事もある程度自分で選べることはいいですね。多分、皆さんが思っているよりハードな仕事ではないですよ(笑)
奥様:そうですね、子どもの病気や都合に対応できるのは有難い点です。
会社勤めでは出来ないことは多いですね。
ただその分、自営業は学校の役員とか頼られることも多いので、嬉しいような大変なような(笑)

生まれ育った地域ですが、暮らしやすさや想いは?
ここは海沿いの干拓地で農業地帯なので、農業をするには本当にいい地域だと感じています。
子育てをするにしても、自治体のサポートが多いので(子どもの給食費、医療費の免除)環境はすごくいいですね。
今は県外からの移住者も増えてきました。
1日のスケジュール
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起床
朝食など
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作業(休憩あり)
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昼食
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作業(休憩あり)
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帰宅・雑務
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夕飯(子どものお迎え)
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子どもと遊ぶ
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就寝
1年のスケジュール
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ぶどうの栽培管理
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ぶどう出荷
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ネギの栽培管理
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ネギ出荷
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