REPORT農林水産婚レポ

水産業

地元に生きる三代目の覚悟 
家族の笑顔とともに

村松教雄さん
村松 教雄さん | 結婚11年目
  • お住まい:佐伯市蒲江
  • 結婚のきっかけ:地元の先輩の紹介
  • 前職:農場、水産会社
  • 勤め先:有限会社村松水産
  • 経営内容:魚の養殖業全般(ブリ、ヒラマサ)

ここ佐伯市蒲江に生まれ育ち、家業である養殖業を営む村松さん。
小さな頃から祖父や父の背中を見て育ち、いずれは自分が受け継ぐことを理解しながらも悩みも多かったと言います。
色んな気持ちが交錯し、辿り着いた現在は三代目として家業を受け継ぐだけでなく、自分たちで育てた魚を「美人ぶり」としてオリジナルブランド化。
家庭では、5人のお子さんを持つ大黒柱として家族を守っています。

地元を離れ気づく想い

漁業に携わるまでの経緯を教えて下さい

県内の水産高校を卒業後、京都の農場へ就職し、そこでは水産用医薬品や動物の臨床実験など沢山学びました。
実はその農場に父親の知り合いがいたので、自分で決めた道ではありませんでした。
多分、すぐに家の仕事をするのではなく外でメシを食えるようになるよう、修行的な考えだったようです(笑)
帰郷後は地元の水産会社へ。家業を継いだのは、23歳の頃でした。

そこに反発心はありませんでしたか?

頭ではわかっていながらも当時は家を継ぐことに積極的ではなく、たくさん思い悩みましたね。
でも一度地元を離れたことが逆に良かったのかなと。
ひとりになり厳しさも感じましたが、その経験が今の自分を作っているのだと今は胸を張れますね。

家族のサポートがあってこそ

奥様との出会いを教えて下さい

初めて会ったのは、地元の先輩の家に遊びに行った時です。
その時は奥さんも学校の先生だったのでジャージ姿でしたし、この人とは何もないだろうなと(笑)
でも何回か会って行くうちに、自然と付き合うことになりました。
ジャージとオシャレ着のギャップが良かったのかもしれませんね。

奥様は学校の先生をでしたが、漁師に嫁ぐことや働くことに抵抗は?

自分からは特に言いませんでしたが、本人が結婚と同時に仕事を辞めたので、色々と察してくれたのではないでしょうか。
妻は長くこの地区で働いていたので、この地域のことも理解してくれていたし、覚悟もあったと思います。
小さな頃からモジャコ漁などで忙しい時期は、母親も手伝う姿を見て育ったので、自分も家族総出でやらないといけないなとは思っていました。
なので、今はとても有難いですね。

お休みや、家族との時間はありますか?

基本的には日曜日が休みですが、エサやりは毎日。
子どもたちの夏休み時期も忙しいので、あまり時間は取れませんが天候などで休みになったら、竹田の方までソフトクリームを食べに出かけたり、温泉に行ったりします。
大分は近くに遊びにいけるところが多いのでうれしいですね。
漁が落ち着く2〜3月は家族旅行にも行きますよ。
趣味がラグビーなので、大分開催のワールドカップも楽しみです!

自分たちの想いをカタチに

お子さんに今の仕事を継いで欲しいと考えていますか?

継いでくれれば有難いですけど、最後は自分の背中を見て子どもたちがどう感じるかが大事だと思うので。
体力仕事なので大変なこともあるので、強制はしませんが女の子が継いでもいいとも思います。
できる仕事に限りはありますが、男の人より考えが偏らずに新しいことができる可能性もあるかもしれませんね。

ずばり漁業の魅力とは?

自分たちの仕事はお客様、相手のある仕事。
自分たちの育てた商品が、「美味しい!」とたくさんの人に喜んでもらえることが何よりの喜びです。
自分たちで育てたものが商品はもちろん収入面も含め、形になった時は大きな達成感がありますね。

1日のスケジュール

  • 起床

  • エサやり

  • 昼休み

  • 養殖作業

  • 雑務

  • 夕食・お風呂・リラックス

  • 就寝

1年のスケジュール

  • モジャコ漁

  • ブリの育成・エサやり

  • 出荷

  • モジャコ漁の準備

メッセージ

学生の頃から家業を継ぐことに悩み、迷った時期もありましたが、仕事も家族にも恵まれて、今振り返るとこれで良かったのだと実感しています。
結婚と独立が同じ時期でしたが、しっかりと自分の足で立つことで責任感も生まれました。
農林水産業は自分のやる気次第で、しっかりと結果の出る仕事なので、やり甲斐は大きいですね。
これからも子どもたちの笑顔に元気をもらいながら、頑張る背中を見せていければと思っています。

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